神戸市立王子動物園のタンタン、28歳で旅立つ。剥製となり中国へ…研究・教育に貢献

2025-06-26
神戸市立王子動物園のタンタン、28歳で旅立つ。剥製となり中国へ…研究・教育に貢献
読売新聞

神戸市立王子動物園のタンタンが、28歳という長寿を全うして旅立ちました

神戸市は26日、市立王子動物園で飼育されていたジャイアントパンダのタンタンが、28歳で亡くなったことを発表しました。タンタンは、国内で飼育されていたジャイアントパンダの中で最も高齢でした。

中国へ剥製と骨格標本を引き渡し

中国への返還準備を進めていた王子動物園は、タンタンの剥製と骨格標本を中国側に引き渡しました。これらの標本は、中国・四川省の「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」に保管され、今後の調査研究や教育普及活動に活用される予定です。

タンタンの功績と記憶

タンタンは、1994年に中国から神戸市に貸与され、2023年2月まで王子動物園で飼育されていました。その愛らしい姿と穏やかな性格で、多くの来園者から愛され、神戸のシンボルとして親しまれてきました。タンタンの存在は、パンダの保護活動にも大きく貢献し、多くの人々にパンダへの関心を深めてもらいました。

研究・教育への貢献

中国ジャイアントパンダ保護研究センターでの保管を通じて、タンタンの標本は、パンダの研究をさらに進める上で貴重な資料となるでしょう。また、教育普及活動にも活用されることで、多くの人々にパンダの生態や保護の重要性を伝えることができます。

王子動物園からのメッセージ

王子動物園は、タンタンの死を深く悼み、その功績を称えています。タンタンが残したものは、多くの人々の心に刻まれ、パンダの保護活動への貢献は、これからも続いていくでしょう。

タンタンの旅立ちを心から偲び、その記憶を大切にしたいと思います。

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