石丸新党「再生の道」、都議選落選後の相次ぐ離党劇!候補者が語る「卒業」「リスタート」の真意とは?
2025-08-05
産経新聞
地域政党「再生の道」が挑んだ東京都議選から、驚くべき事態が続々と発生しています。6月の都議選で擁立した全候補者が落選したことを受け、次々と離党する動きが相次いでいるのです。
石丸伸二代表が1月に設立した「再生の道」は、都政改革を掲げ、1128人もの都議選候補者の公募に応じるという前例のない試みを行いました。書類選考と面接を経て選ばれた42名も、都民の心に響くことはなく、結果的に全員落選という厳しい結末を迎えてしまいました。
その後、7月の参院選でも選挙区1名、比例代表9名を擁立しましたが、こちらも議席ゼロという惨憺たる結果に。苦戦は続く一方、今回の都議選落選を機に、多くの候補者が「卒業」「リスタート」「次のステップへ」といった言葉を使い、党を離れる決断を下しています。
離党を表明した候補者からは、「再生の道」での活動経験は貴重なものだったものの、自身の政治活動の方向性と合わないと感じたことが理由として語られています。また、組織運営や選挙戦略に対する疑問も、離党を決意する要因となったようです。
石丸伸二代表は、今回の離党劇について、「それぞれの個人の判断であり、尊重する」とコメント。しかし、次なる展開に向けて、組織の立て直しと戦略の見直しが急務となっています。
「再生の道」は、従来の政党とは異なるアプローチで都政改革を目指しましたが、その試みが現実の壁にぶつかり、大きな課題を抱えています。今後の動向から目が離せません。
今後の「再生の道」は、どのように立て直されるのか?
都民の期待に応え、新たな道を切り開くことができるのか?
これらの問いに対する答えを見つけるため、「再生の道」の挑戦は、これからも続いていくことでしょう。