片付けられない悩みを解決!臨床心理士が教える「もったいない」思考からの脱却法と、自己肯定感との意外な関係
2025-08-09
FNNプライムオンライン
片付けられない…その原因、自己肯定感の低さにあり?
「片付けが苦手…」と感じている方は少なくありません。しかし、片付けられない原因は、単なる整理整頓のスキル不足だけではありません。臨床心理士の中島美鈴さんは、片付けられない人が抱える心理的な課題と、そこから抜け出すための具体的な方法を解説します。
片付けは「意思決定のプロセス」!
片付けを実行するには、物を捨てる、しまう、整理するなど、一連の「意思決定のプロセス」を経る必要があります。中島さんは、「片付けられない人は、この意思決定のプロセスの一部でつまずいている」と指摘します。具体的には、物を捨てることへの抵抗感、後で使うかもしれないという不安、お金を無駄にしたくないという「もったいない」思考などが挙げられます。
「もったいない」思考の裏に潜む心理
「もったいない」思考は、物を大切にする良い側面もありますが、過剰になると片付けを妨げる原因になります。中島さんは、「もったいない」思考の裏には、「自分の価値を損ないたくない」という心理が隠れている可能性があると指摘します。物を捨てることが、自分の価値を捨てることだと感じてしまうのです。
片付けられない人を救う!5つのステップ
- 「捨てる」という行為を再定義する: 捨てることを「自分の価値を高めるための選択」と捉え直しましょう。
- 「もったいない」思考を手放す: 本当に使うものと、そうでない物を区別し、不要な物を手放す勇気を持ちましょう。
- 小さな成功体験を積み重ねる: まずは引き出し一つ、棚の一つなど、小さな範囲から片付けを始め、達成感を味わいましょう。
- 完璧主義を手放す: 完璧な片付けを目指すのではなく、「少しでもスッキリする」ことを目標にしましょう。
- 自己肯定感を高める: 自分自身を認め、大切にすることで、自信を持って物を手放せるようになります。
自己肯定感と片付けの意外な関係
中島さんは、「片付けられない人は、自分の価値を低く見積もっている傾向がある」と指摘します。自己肯定感が低いと、物を大切にすることに固執し、手放すことができなくなってしまうのです。片付けを通じて、自分の価値を高め、自己肯定感を向上させることが重要です。
まとめ:片付けは自己成長への第一歩
片付けは単なる家事ではありません。自分の心理状態を理解し、自己成長を促すための有効な手段となり得ます。今日から少しずつ片付けに取り組み、スッキリとした空間と、自信に満ちた自分を手に入れましょう。