イラン・イスラエル間の緊張激化!岩屋外務大臣がイスラエル外相と緊急電話協議 - 核兵器開発への懸念も
2025-06-20
朝日新聞
中東情勢が混迷の一途を辿る中、イランとイスラエルの間の緊張が極限に達しています。この状況を受け、日本の岩屋毅外務大臣は20日、イスラエルのサール外相と緊急の電話協議を行い、事態の沈静化と地域全体の安定化に向けて連携を呼びかけました。
外務省の発表によると、岩屋大臣はサール外相に対し、イランとイスラエル間の「報復の応酬」と、それに伴う「甚大な被害」について深い懸念を表明。特に、イランの核兵器開発は国際社会にとって容認できないものであり、外交的な解決こそが不可欠であると強調しました。
今回の電話協議は約25分間行われ、岩屋大臣は「事態をエスカレートさせるいかなる行動も慎むべきだ」と強く訴えました。事態の沈静化が最優先であり、関係各国が冷静かつ建設的な対話を通じて解決策を探る必要があると指摘しています。
また、岩屋大臣は、イスラエルに滞在する邦人の安全確保についても言及。引き続き、邦人の保護に全力を尽くすことを約束しました。日本政府としては、中東地域の安定と平和を強く願い、関係各国との連携を通じて事態の沈静化に貢献していく方針です。
今回の緊急電話協議は、イランとイスラエルの対立が新たな段階に入り、国際社会全体に大きな影響を与える可能性を示唆しています。今後の情勢を注視しつつ、日本政府は引き続き、外交努力を通じて事態の改善に努めていくでしょう。