プロの秘訣はここにも! 汗でも感覚が変わらない手袋着用、侍戦士の準備に迫る【両国発】
2025-03-07

スポーツ報知
スポーツ報知・記者コラム「両国発」では、プロ野球選手の知られざる努力に迫ります。今回は、新人選手の自主トレーニング期間における驚きの準備方法に焦点を当てました。
準備とは、単にコンディションを整えることだけではありません。新人選手は、自主トレーニング期間中に実に4つのグラブを試し、キャンプではその中でも2つを重点的に使用するという徹底ぶり。これは、自身の手に最適なグラブを見つけ出すための試行錯誤の連続です。
グラブの“型”を守るため、キャンプでも手袋着用
さらに驚くべきは、キャンプ中の守備時にも手袋を着用するという習慣です。「グラブの型をあまり崩したくない。汗をかいたりして柔らかさが変わりすぎると感覚も変わってくる」という選手自身の言葉が、そのこだわりを物語っています。
プロの選手にとって、グラブの型は、まるで体の一部。少しでも感覚が変わってしまうと、パフォーマンスに影響を及ぼしかねません。そのため、常にベストな状態を維持するために、手袋を着用し、グラブの型を保護しているのです。
三木肇監督も感銘「本当にいろんなことを考えてやっている」
三木肇監督(47)も、この選手を「本当にいろんなことを考えてやっている」と絶賛。その準備に対する真摯な姿勢は、チーム全体に良い影響を与えていることでしょう。
勝利への道は、細部に宿る
プロ野球の世界では、ほんのわずかな差が勝敗を分けることがあります。選手たちは、その差を埋めるために、地道な努力を重ねています。今回紹介したグラブの準備は、その一つに過ぎません。
勝利への道は、常に細部に宿る。選手たちの飽くなき探求心と、勝利への強い執念こそが、プロ野球を魅了する最大の理由と言えるでしょう。
この記事を通して、プロ野球選手の知られざる努力に触れ、彼らの情熱に心を揺さぶられたのではないでしょうか。