命と向き合う狩猟家の挑戦:奈良県十津川村のジビエ専門加工場をスポーツジャーナリストが追う

2025-03-06
命と向き合う狩猟家の挑戦:奈良県十津川村のジビエ専門加工場をスポーツジャーナリストが追う
産経ニュース

命と向き合う狩猟家の挑戦:奈良県十津川村のジビエ専門加工場をスポーツジャーナリストが追う

奈良県の南端、豊かな森林に囲まれた十津川村。その自然の恵みを活かし、ジビエ専門の食肉加工を行う「十津川じびえ塾」があります。スポーツジャーナリストの増田明美さんがナレーションを務める奈良テレビの番組でこの工房を知り、その存在に深く感銘を受けました。

十津川じびえ塾を切り盛りするのは、中垣夏紀さん(26歳)と十秋(とあき)さん(22歳)の姉妹。彼女たちは、単にジビエを加工するだけでなく、狩猟を通して「命」と向き合うことを大切にしています。厳しい自然の中で、獲物を追い、その命をいただく。その一連の行為には、畏敬の念と感謝の気持ちが込められています。

「命を頂くことは、決して簡単なことではありません。しかし、その命を無駄にせず、美味しく、安全に加工し、人々に届けることで、自然の恵みに感謝し、持続可能な社会に貢献できると信じています。」夏紀さんと十秋さんは、そう語ります。彼女たちの言葉には、強い意志と誇りが込められていました。

ジビエ肉は、近年健康志向の高まりとともに、注目を集めています。低脂肪・高タンパクで、鉄分やビタミンも豊富に含まれているため、栄養価が高い食材として人気です。十津川じびえ塾では、鹿肉や猪肉など、様々な種類のジビエ肉を加工・販売しています。それぞれの部位ごとに、最適な調理法を提案しており、ジビエ料理初心者でも美味しく楽しめる工夫が凝らされています。

スポーツジャーナリストである増田明美さんは、彼女たちの熱意と情熱に触れ、スポーツの世界と自然とのつながり、そして命の大切さを改めて感じました。「彼女たちの挑戦は、私たちに、自然との共生、持続可能な社会の実現に向けて、何をすべきかを教えてくれます。」増田さんはそう語り、十津川じびえ塾の今後の発展を応援しています。

十津川村の豊かな自然の中で、姉妹は日々、ジビエ肉の品質向上に努めながら、地域活性化にも貢献しています。彼女たちの挑戦は、これからも多くの人々に勇気と希望を与え続けるでしょう。

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