金融業界に警鐘！巧妙化する不正アクセスから自社を守るには？

2025年6月12日、IIJ（インターネットイニシアティブジャパン）が、金融システムへの不正アクセスを検知する革新的なソリューション「Raptor振る舞い検知ソリューション」を発表しました。これは、FXや株式取引プラットフォームにおけるユーザーの行動パターンを詳細に分析し、異常な挙動をリアルタイムで検知することで、不正出金や情報漏洩といった被害を未然に防ぐことを目的としています。

Raptor振る舞い検知ソリューションとは？

従来のセキュリティ対策では見過ごされがちな、内部不正や標的型攻撃といった高度な脅威に対抗するため、「Raptor」サービスに新たな機能が追加されました。このソリューションは、ユーザーの取引履歴、ログイン情報、操作ログなどをAIが学習し、通常とは異なる行動パターンを検知する仕組みです。例えば、短時間に大量の取引を行う、不審な時間帯にログインする、普段と異なるIPアドレスからアクセスするなど、異常な兆候を自動的に検知し、アラートを発します。

金融機関が抱える課題とRaptorの解決策

金融機関は、日々巧妙化するサイバー攻撃の脅威にさらされています。特に、FXや株式取引プラットフォームは、高額な資金がやり取りされるため、不正アクセスの標的になりやすい傾向にあります。Raptor振る舞い検知ソリューションは、以下の点で金融機関の課題解決に貢献します。

• リアルタイム検知: 異常な行動を即座に検知し、被害の拡大を防止
• 高精度な分析: AIによる学習により、誤検知を最小限に抑え、運用負荷を軽減
• 柔軟なカスタマイズ: 金融機関の個別のニーズに合わせて、検知ルールを調整可能
• 包括的な監視: ユーザーアクティビティ全体を可視化し、不正リスクを多角的に評価

導入メリット：不正リスク軽減と顧客信頼性の向上

Raptor振る舞い検知ソリューションの導入により、金融機関は不正アクセスのリスクを大幅に軽減し、顧客の資産を守ることができます。また、高度なセキュリティ対策を講じることで、顧客からの信頼性を高め、ビジネスの成長を促進することも期待できます。さらに、コンプライアンス遵守の強化にも貢献し、規制対応を円滑に進めることができます。

IIJ Raptorサービスについて

IIJ Raptorサービスは、金融機関向けのセキュリティソリューションとして、不正アクセス検知だけでなく、DDoS攻撃対策、Webアプリケーションファイアウォールなど、多岐にわたる機能を提供しています。Raptor振る舞い検知ソリューションの導入は、既存のRaptorサービスとの連携により、より強固なセキュリティ体制を構築することができます。

金融システムの安全性を高めたいとお考えの金融機関は、ぜひIIJ Raptor振る舞い検知ソリューションをご検討ください。