聴こえのケアで認知症予防!能代市で聴力検査&脳の健康チェックイベント開催

2025-08-09
聴こえのケアで認知症予防!能代市で聴力検査&脳の健康チェックイベント開催
47NEWS

聴こえは脳の健康と密接に関係!能代市で認知症予防に繋がる聴力検査イベントが開催されました

秋田県能代市向能代公民館にて、高齢者の方々を対象とした聴力検査と脳の健康チェックイベントが8日に行われました。29名が参加し、聴力の状態だけでなく、脳の健康状態も同時にチェックするという、認知症予防に繋がる貴重な機会となりました。

なぜ聴力ケアが認知症予防に重要なのか?

近年、聴力低下と認知症の発症リスクの関連性を示す研究結果が多数発表されています。聴力が低下すると、脳が音を処理するために多くのエネルギーを消費し、他の認知機能への負担が増加することが考えられます。また、聴こえにくい状況下では、コミュニケーションが困難になり、社会との繋がりが希薄になることで、認知機能の低下を招く可能性も指摘されています。

今回のイベント内容

このイベントは、秋田県が秋田大学高齢者医療先端研究センターに委託して実施されました。参加者には、専門家による聴力検査に加え、脳の健康状態を簡易的にチェックできる検査も提供されました。検査結果に基づき、個別の生活習慣改善のアドバイスや、適切な補聴器の利用に関する情報提供も行われました。

今後の展望

今回のイベントは、高齢者の聴力ケアを通じて認知症予防に繋げるという、有効な取り組みの一環です。県は今後も、このようなイベントを継続的に開催し、県民の皆様の健康寿命の延伸に貢献していく方針です。特に、早期発見・早期対応の重要性を啓発し、聴力に問題を抱えている方は、早めに専門機関に相談することを推奨しています。

聴こえのケアは、脳の健康を保ち、認知症のリスクを減らすための重要な要素です。 年齢を重ねるにつれて聴力が低下するのは自然なことですが、適切なケアを行うことで、健康で豊かな生活を長く続けることができます。

この記事を読んで、ご自身の聴力について少しでも気になることがあれば、耳鼻咽喉科や補聴器専門店に相談してみましょう。

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