口内の健康は全身の健康の要!専門家も勧めるセルフケアの重要性と咬合性外傷の危険性
2025-04-10

クロワッサン オンライン
全身に影響する口内の健康
「歯の健康を守る意思が見えない人までを救うことはできない」亀井歯科クリニック院長の亀井孝一朗先生は、自著の後書きでこのように述べています。これは、歯科医によるプロのケアも、患者自身のセルフケアがあってこそ意味があるという、非常に重要なメッセージです。
なぜ口内の健康が重要なのか?
口内は、食べ物を最初に受け止める場所であり、消化器官への入り口です。そのため、口内の健康状態は、全身の健康に大きく影響します。例えば、歯周病は、糖尿病や心疾患、脳卒中などのリスクを高めることが知られています。また、口内の炎症は、免疫力を低下させ、様々な病気を引き起こす原因にもなり得ます。
咬合性外傷とは?
「一部の歯に過剰な力がかかると、歯や歯ぐきの損傷を招きます。これを咬合性外傷といいますが、これによる炎症も歯周病のある人は進行を早めることになります。」 咬合性外傷は、歯ぎしりや食いしばり、悪い姿勢、歯並びの悪さなどが原因で起こります。放置すると、歯の摩耗、歯根膜炎、歯周病の悪化など、様々な問題を引き起こします。
セルフケアでできること
口内の健康を守るためには、日々のセルフケアが不可欠です。以下に、具体的なセルフケアの方法をご紹介します。
- 正しい歯磨き: 歯ブラシの角度や磨き方を意識し、歯垢をしっかりと除去しましょう。
- デンタルフロス: 歯ブラシでは届かない歯と歯の間の汚れを取り除きましょう。
- マウスウォッシュ: 口腔内を殺菌し、口臭予防にも効果的です。
- バランスの取れた食事: 栄養バランスの良い食事を心がけ、ビタミンやミネラルを積極的に摂取しましょう。
- 定期的な歯科検診: 歯科医院で定期的に検診を受け、早期発見・早期治療に努めましょう。
専門家との連携も重要
セルフケアだけでなく、歯科医によるプロのケアも重要です。定期的なクリーニングやチェックアップを受けることで、セルフケアだけでは取り除けない歯石や歯垢を除去し、虫歯や歯周病のリスクを低減することができます。また、咬合性外傷が疑われる場合は、専門医に相談し、適切な治療を受けることが重要です。
まとめ
口内の健康は、全身の健康の基盤です。日々のセルフケアと定期的な歯科検診を組み合わせることで、健康な口内を維持し、より健康的な生活を送ることができます。今日から、あなたの口内環境を見直してみませんか?