健康的なイメージも要注意?超加工食品と体重の関係を徹底解説!英国研究が示す意外な結果
2025-08-10
CNN.co.jp
「健康的な」と謳われる超加工食品、実は体重増加の要因になり得る? 英国の研究チームが発表した最新の研究結果によると、家庭料理のような最小限の加工食品で減量できた体重は、同じく「健康的な」と表示された超加工食品で減量できた体重の2倍だったというのです。栄養基準を満たしているから大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、改めて食品選びを見直す必要がありそうです。
超加工食品とは? 具体的にどのような食品が該当する?
超加工食品とは、原材料を組み合わせて作られ、添加物や人工香料などが多く含まれている食品のことです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- インスタント食品 (ラーメン、レトルトカレーなど)
- 冷凍食品 (冷凍ピザ、冷凍パスタなど)
- 加工肉 (ソーセージ、ハム、ベーコンなど)
- 清涼飲料水、菓子パン、スナック菓子など
これらの食品は、手軽に食べられるというメリットがある一方で、栄養バランスが偏っていたり、過剰な糖分や脂質を含んでいたりする場合があります。
英国の研究結果からわかること
今回の研究では、参加者に異なる種類の食品を摂取してもらい、体重の変化を観察しました。その結果、「健康的な」と表示された超加工食品を摂取したグループよりも、最小限の加工食品を摂取したグループの方が、より効果的に体重を減らすことができたというのです。
研究者は、「たとえ栄養基準を満たした超加工食品だったとしても、体重は最小加工食品の方が減らしやすい」と指摘しています。これは、超加工食品に含まれる添加物などが、代謝を阻害したり、食欲を増進させたりする可能性があるためと考えられています。
なぜ超加工食品は体重増加に繋がりやすいのか?
超加工食品が体重増加に繋がりやすい理由はいくつか考えられます。
- 高カロリー: 多くの超加工食品は、高カロリーで脂質や糖分が多く含まれています。
- 食欲増進: 添加物や人工香料などが、食欲を増進させ、過食に繋がりやすいです。
- 栄養バランスの偏り: ビタミン、ミネラル、食物繊維などが不足しがちで、満腹感が得られにくいです。
- 消化吸収の良さ: 加工が進んでいるため、消化吸収が早く、血糖値が急上昇しやすく、脂肪として蓄積されやすいです。
健康的な食生活のためにできること
超加工食品を完全に排除する必要はありませんが、摂取量を減らし、代わりに以下のような食品を積極的に摂るように心がけましょう。
- 旬の野菜や果物: 栄養価が高く、食物繊維も豊富です。
- 全粒穀物: 白米よりも食物繊維が多く、血糖値の上昇を緩やかにします。
- 豆類: タンパク質や食物繊維が豊富で、満腹感が得られやすいです。
- 魚: 良質なタンパク質とオメガ3脂肪酸を摂取できます。
- 手作りの料理: 原材料を自分で選び、調理することで、栄養バランスを調整できます。
健康的な食生活は、体重管理だけでなく、心身の健康維持にも重要です。今日から食生活を見直し、より健康的な生活を送りましょう。