人生100年時代を健康に生きる!「一日三食」は本当に大切?医師が教える長寿の秘訣

「人生100年時代」という言葉が浸透した現代。健康に長生きする人と、病気と闘いながら長生きするのでは、質が全く違います。元気なまま、年齢を重ねていくためには、日々の食習慣を見直すことが不可欠です。
そこで今回は、総合内科医である秋津壽男医師の著書『100歳でも元気なのはどっち?長生きする人・しない人の習慣』(あさ出版)から、長寿の秘訣を紐解きます。特に注目すべきは、「一日三食」の重要性。一見当たり前のように思えるこの習慣が、なぜ健康寿命を大きく左右するのでしょうか?
「一日三食」が長寿に繋がる理由
「一日三食」は、単に食事を3回摂るということだけではありません。規則正しい時間に食事をすることで、体内時計が整い、様々な生理機能が正常に働くようになります。体内時計が乱れると、睡眠の質が低下したり、ホルモンバランスが崩れたり、免疫力が低下したりと、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、「一日三食」は、血糖値の急上昇を抑える効果も期待できます。特に朝食を抜くと、血糖値が大きく乱れ、その後の食事で血糖値が急上昇しやすくなります。血糖値の乱れは、糖尿病や生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、集中力の低下や疲労感の原因にもなります。
医師が推奨する理想的な食事パターン
秋津医師は、理想的な食事パターンとして、朝食・昼食・夕食をそれぞれ決まった時間に摂ることを推奨しています。具体的には、朝食を7時~8時頃、昼食を12時~13時頃、夕食を18時~19時頃に摂るのが理想的です。ただし、生活リズムに合わせて、多少の時間的なずれは許容されます。
さらに、食事の内容も重要です。バランスの取れた食事を心がけ、野菜や果物、魚、豆類などを積極的に摂りましょう。特に、食物繊維は、腸内環境を整え、免疫力を高める効果があります。また、抗酸化作用のある食品は、老化の原因となる活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぎます。
「腹八分目」の重要性
長寿の秘訣としてもう一つ重要なのは、「腹八分目」です。満腹になるまで食べると、消化器官に負担がかかり、消化不良や肥満の原因になります。腹八分目、つまり、まだ少しお腹が空いていると感じるくらいで食事を終えるのが理想的です。
まとめ:今日からできる食習慣を見直そう
人生100年時代を健康に生き抜くためには、日々の食習慣を見直すことが大切です。規則正しい時間に食事を摂り、バランスの取れた食事を心がけ、腹八分目で食事を終える。これらの簡単な習慣を実践することで、健康寿命を延ばし、元気なまま年齢を重ねていくことができるでしょう。
秋津医師の著書『100歳でも元気なのはどっち?長生きする人・しない人の習慣』には、食習慣以外にも、健康長寿のための様々な秘訣が紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。