中国茶市場が激変!「新茶飲」ブームで7兆円規模へ - 健康志向若者に大人気
2025-08-09

熊本日日新聞社
中国でお茶文化が新たな潮流へ!「新茶飲」ブームとは?
中国で、お茶にミルクやフルーツなどを加えた、斬新なスタイルの飲料「新茶飲(シンチャユーム)」が爆発的な人気を集めています。伝統的なお茶のイメージを覆し、健康志向の若者を中心に支持を広げ、中国の飲料市場に革命的な変化をもたらしています。
市場規模は驚異の7兆円!
中国メディアの報道によると、2024年の「新茶飲」市場規模はなんと3,547億元(約7兆2千億円)に達し、今後も拡大の一途をたどると予測されています。この急成長ぶりから、「ドリンク革命」とも呼ばれ、注目を集めています。
新茶飲の魅力 - 多様化するお茶文化
「新茶飲」の魅力は、その多様性にあります。伝統的な中国茶をベースに、ミルク、フルーツ、ヨーグルト、ナッツなど、様々な食材を組み合わせたユニークな味わいが楽しめます。また、見た目にもこだわり、カラフルでインスタ映えするドリンクも多く、若者を中心にSNSでの拡散も後押ししています。
人気ブランドの台頭 - 競争激化の兆し
「新茶飲」市場には、数多くのブランドがしのぎを削っています。その中でも特に注目を集めているのが、「蜜雪氷城(ミッツェビンスホン)」と「覇王茶姫(バーワンチャジー)」です。
- 蜜雪氷城: 低価格で手軽に楽しめるドリンクを提供し、2024年末には全世界で約4万6千店舗にまで店舗数を拡大しました。
- 覇王茶姫: 伝統的な中国茶をアレンジした、こだわりの味わいが特徴で、2024年3月末までに世界で約6,700店舗を展開しています。
これらのブランドの成功を受け、後続の企業も続々と参入し、市場競争は激化の一途をたどっています。
今後の展望 - 中国お茶文化の未来
「新茶飲」ブームは、単なる流行ではなく、中国におけるお茶文化の多様化、そして健康志向の高まりを反映した現象と言えるでしょう。今後も、このトレンドは拡大し、中国の飲料市場に大きな影響を与え続けると考えられます。また、海外への進出も加速し、世界中で中国のお茶文化が再評価される可能性も秘めています。