デスクワークで健康を蝕まない! 医師が警鐘する「座りすぎ」のリスクと、今日からできる対策
2025-06-17

エキサイト
長時間座り続けるデスクワークは、私たちの健康を静かに蝕んでいます。産業医の池井佑丞先生は、そのリスクを強く警告し、「座っている時間が長いと、心血管疾患、糖尿病、がんといった深刻な病気のリスクを高めることが科学的に証明されている」と指摘します。
現代のビジネスパーソンにとって、毎日8時間以上も座りっぱなしで仕事をするのは珍しいことではありません。実は、平日に8時間以上座っている人は3割以上もいるというデータがあります。この現状を放置すれば、将来的に深刻な健康問題を引き起こす可能性も否定できません。
「週末の運動だけ」では不十分!? 座りすぎのリスクとは
週末に運動をするだけでも健康維持になると考えている方もいるかもしれません。しかし、池井先生は「週末の運動だけでは、平日の座りすぎによる悪影響を完全に打ち消すことはできない」と警鐘します。なぜなら、座っている時間が長いと、筋肉の低下、代謝の低下、血行不良など、様々な悪影響が体に及ぶからです。
今日からできる! デスクワーク中の健康対策
では、どうすれば座りすぎのリスクを軽減できるのでしょうか? 池井先生は、以下のような対策を提案しています。
- スタンディングデスクの導入: 座っている時間を減らし、立って仕事をする時間を増やすことで、代謝を促進し、血行を改善することができます。
- こまめな休憩: 1時間に1回程度、立ち上がって軽いストレッチをしたり、歩き回ったりするだけでも効果があります。
- 座り方の改善: 正しい姿勢で座ることを心がけ、長時間同じ姿勢でいないように注意しましょう。
- エクササイズ: デスクワーク中にできる簡単なエクササイズを取り入れるのもおすすめです。例えば、椅子に座ったままできるレッグレイズや、肩回しなどが効果的です。
未来の健康を守るために
デスクワークは、現代社会において避けて通れないものです。しかし、そのリスクを認識し、適切な対策を講じることで、健康な未来を築くことができます。今日からできる小さなことから始めて、健康的な職場環境を作りましょう。
池井先生のメッセージは、私たち一人ひとりに健康的な生活を送るためのヒントを与えてくれます。座りすぎのリスクを意識し、積極的に健康対策に取り組むことで、より充実した毎日を送りましょう。