【必見】子どもの噛む力低下に警鐘!歯と口の健康を守るための体験イベントと専門家のアドバイス
2025-06-08

FNNプライムオンライン
「歯と口の健康週間」に合わせて、高知市で40年以上の歴史を持つ体験イベントが今年も開催されました。その名も「かむ力」を計測するユニークなイベント!握力を測る「ぎゅー!」ではなく、「かむ力」を測ることで、家族みんなでこの大切な要素について学ぶことができるのです。
参加した母親は、「このようなイベントを通して、子どもたちの意識が高まることを願っています」と語っています。近年、虫歯の患者数は減少傾向にありますが、一方で深刻化しているのが、歯やあごの筋力低下という問題です。
なぜ子どもの噛む力が低下しているのか?
子どもの噛む力が低下する原因は様々考えられますが、主な要因としては以下のものが挙げられます。
- 偏った食生活:柔らかい食品中心の食生活は、噛む筋肉を使わないため、筋力低下を招きます。
- 姿勢の悪さ:猫背など、悪い姿勢はあごの関節に負担をかけ、噛む力を弱める可能性があります。
- 口呼吸:口呼吸は口の中の乾燥を引き起こし、歯や歯茎の健康を損ない、噛む力にも影響を与えます。
- 遺伝的要因:家族に噛む力が弱い人がいる場合、遺伝的な要因も考えられます。
体験イベントで学べること
高知市歯科医師会が主催する体験イベントでは、以下の内容を学ぶことができます。
- 噛む力測定:専用の機器で自分の噛む力を測定し、現状を知ることができます。
- あごの筋力トレーニング:簡単なトレーニング方法を学び、あごの筋力を強化することができます。
- 専門家によるアドバイス:歯科医師から、歯と口の健康を守るための具体的なアドバイスを受けることができます。
- 食生活改善のヒント:噛む力を高めるための食生活の改善点を知ることができます。
専門家からのメッセージ
高知市歯科医師会の宮川先生は、「子どもの噛む力は、将来の全身の健康に大きく影響します。幼い頃から意識して噛むことを習慣づけ、バランスの取れた食生活を送ることが重要です。」と強調しています。
家庭でできること
家庭でも、子どもたちの噛む力を高めるためにできることはたくさんあります。
- 硬めのものを食べる:野菜や果物、ナッツなどを積極的に取り入れましょう。
- よく噛んで食べる:一口ごとに何度か噛むことを意識しましょう。
- 正しい姿勢を保つ:背筋を伸ばして食事をしましょう。
- 口呼吸を改善する:鼻呼吸を心がけましょう。
子どもの歯と口の健康は、親世代の意識と行動が大きく左右します。今回の体験イベントをきっかけに、家族みんなで歯と口の健康について話し合い、より良い習慣を身につけましょう。