沖縄戦終結、牛島満中将の辞世句に込められた「反戦平和」の願い - 戦争の悲劇と未来への教訓
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2025-06-24
産経新聞
沖縄戦は、日本陸軍第32軍の決断である「南部撤退」によって、多くの沖縄県民を戦闘に巻き込み、悲劇的な犠牲を拡大させました。約3ヶ月に及ぶ激戦の中で、県民の死者・行方不明者は約12万2000人に上り、そのうち6割以上が6月以降に集中するという凄惨さを物語っています。 昭和20年6月23日、組織的戦闘は終結を迎えます。第32軍司令官であった牛島満中将は、自決に先立ち、深い哀愁と未来への願いを込めた辞世句を残しました。 秋を待たで 枯れゆく島の青草は 御国の春に よみがえらなん この句 ...もっと読む