大阪北部地震7年:崩れたブロック塀の小学校で追悼の黙祷、新たな安全対策も
2025-06-17
朝日新聞
2018年に発生した大阪北部地震から7年となる1月18日、大阪府高槻市の市立寿栄小学校では、地震でブロック塀が倒壊し、小学4年生の女児が亡くなった痛ましい事故を追悼するため、正門前に献花台が設けられました。
地震発生時刻の午前7時58分に合わせ、三谷倫匡校長と浜田剛史市長らが先頭に立ち、犠牲となった女児と、地震で被災された全ての方々への哀悼の意を表し、厳粛な黙祷を捧げました。献花台には、教職員や地域住民が訪れ、献花とともに哀悼の意を表しています。
この事故を受け、学校側は安全対策の強化に努めています。今年度から新たに導入された「木の診断」は、校内の木造建築物の耐震性を評価し、安全性を高めるための重要な取り組みです。地震による建物の倒壊リスクを低減し、子どもたちが安心して学べる環境づくりを目指しています。
大阪北部地震では、高槻市をはじめとする大阪、枚方市、箕面市、茨木市で震度6弱を観測し、多くの人々に大きな影響を与えました。この悲劇を教訓に、私たちは防災意識を高め、地域社会全体で安全な環境づくりに取り組む必要があります。
今回の追悼行事を通して、犠牲となった女児の冥福を祈るとともに、今後このような悲惨な事故が二度と起こらないよう、安全対策の徹底と防災意識の向上に努めていきたいと思います。
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