U-NEXTとAmazonプライムビデオ、スポーツ配信で勝負!幹部が語る戦略と収益化への道

2025-03-04
U-NEXTとAmazonプライムビデオ、スポーツ配信で勝負!幹部が語る戦略と収益化への道
日本経済新聞

動画配信市場を激戦化するU-NEXTとAmazonプライムビデオ、スポーツ配信への注力が加速!

動画配信サービス大手であるU-NEXTとAmazonプライムビデオが、国内でのスポーツ配信を積極的に拡大しています。この1年間で、ゴルフ、メジャーリーグベースボール(MLB)、ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)など、国内外の主要なスポーツイベントの配信権を獲得し、コンテンツの充実を図っています。

近年、インターネットを通じたスポーツ観戦の機会が増え、視聴者のニーズも多様化しています。しかし、スポーツ中継の収益化は容易ではありません。そこで、両社の幹部に戦略と勝算、そして今後の展望について詳しく聞きました。

U-NEXT 堤天心社長:スポーツ配信の採算ラインは「見えてきた」

U-NEXTの堤天心社長は、「スポーツ配信の採算ラインは徐々に見えてきている」と語ります。U-NEXTは、日本女子プロゴルフツアーの配信など、独自のコンテンツに力を入れています。また、他の配信サービスとの差別化を図るため、ライブ中継だけでなく、名場面集やオリジナルドキュメンタリーなど、付加価値の高いコンテンツを提供することを目指しています。さらに、U-NEXT Passの魅力向上に貢献するため、スポーツコンテンツを重要な柱の一つとして位置づけています。

Amazonプライムビデオ:スポーツコンテンツで会員獲得と定着を促進

Amazonプライムビデオは、MLBやNBAなど、人気スポーツの配信権を獲得することで、プライム会員の獲得と定着を促進することを目指しています。Amazonの強みは、巨大な顧客基盤と、物流、決済などのサービスとの連携です。これらの強みを活かし、スポーツ観戦体験を向上させるための様々な施策を検討しています。

スポーツ配信の収益化の課題と展望

スポーツ配信の収益化には、いくつかの課題があります。まず、配信権料が高騰していること。次に、海賊版サイトの存在。そして、視聴者の離脱を防ぐための魅力的なコンテンツの提供です。

しかし、これらの課題を克服することで、スポーツ配信は大きな収益源となる可能性があります。両社は、それぞれの強みを活かし、スポーツ配信市場での競争を激化させるでしょう。今後の展開から目が離せません。

今後の展望:さらなるスポーツコンテンツの拡充と新たな視聴体験の創出

U-NEXTとAmazonプライムビデオは、今後もスポーツコンテンツの拡充を図り、新たな視聴体験を創出していくと考えられます。例えば、VR/AR技術を活用した臨場感あふれるライブ中継や、AIを活用したパーソナライズされたコンテンツのレコメンドなどが期待されます。また、スポーツファンだけでなく、幅広い層にアピールできるような、エンターテイメント性の高いコンテンツの開発も重要になるでしょう。

おすすめ
おすすめ