1961年、まだ無名だったボブ・ディラン。彼は、憧れの歌手ピート・シーガーを見舞うためニューヨークを訪れます。そこで運命的な出会いが彼を待ち受けていました。

病室で歌声を披露したディランの才能を見抜いたシーガーは、彼をクラブでのステージに送り出すことを決意します。そこからディランの音楽人生は大きく動き出すのです。

本年度アカデミー賞8部門ノミネートを果たした話題作「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」。ティモシー・シャラメがボブ・ディランを鮮やかに演じ、エドワード・ノートンがピート・シーガーを好演しています。

ジェームズ・マンゴールド監督が語る本作の見どころ

本作の脚本、監督、製作も務めたジェームズ・マンゴールド監督に、この作品の見どころを伺いました。

「この映画は、ボブ・ディランという伝説的なアーティストが、どのようにしてその才能を開花させていったのかを描いています。ティモシー・シャラメは、ディランの若々しいエネルギーと内面の葛藤を見事に表現しています。また、エドワード・ノートンは、音楽への情熱と人間としての深みを持つピート・シーガーを完璧に演じきっています。

特に印象的なのは、病室でのディランとシーガーの出会いのシーンです。そこで歌われたディランの歌は、聴く者の心を揺さぶり、彼の才能を確信させます。このシーンは、映画全体のテーマである「才能の誕生」を象徴していると言えるでしょう。

また、クラブでのディランのパフォーマンスシーンも見逃せません。まだ無名のアーティストだったディランが、自分の音楽を通して観客を魅了していく姿は、希望と感動を与えてくれます。

「名もなき者」は、ボブ・ディランの音楽と人生を深く掘り下げた感動的な伝記映画です。ぜひ、劇場でその迫力と感動を体験してください。」

作品情報

• タイトル: 名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN
• 監督: ジェームズ・マンゴールド
• 出演: ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン
• 公開: 2024年