60歳会社員が警察官を装う悪徳電話に騙され850万円被害!伊丹署が特殊詐欺事件として捜査開始

2025-06-02
60歳会社員が警察官を装う悪徳電話に騙され850万円被害!伊丹署が特殊詐欺事件として捜査開始
神戸新聞

高齢者を狙う巧妙な詐欺!60歳会社員が警察官を装う男に850万円を騙し取られる

兵庫県伊丹市で、60歳会社員男性が警察官を名乗る男らの悪徳電話に騙され、計850万円を振り込んでしまうという痛ましい被害が発生しました。兵庫県警察伊丹署は、特殊詐欺事件として捜査を開始しています。

事件の概要

事件は2日午後、伊丹市在住の会社員男性(60歳)が、警察官を名乗る男から電話を受けたことから始まりました。男は「あなたの口座に詐欺で得たお金が送金されている。捜査のために一旦送金してほしい」と指示。男性は言葉を信じ、ATMで50万円、窓口で800万円の合計850万円を振り込みました。

巧妙な手口と高齢者への影響

今回の詐欺の手口は、警察官を装うことで被害者の警戒心を解き、冷静な判断力を奪うという巧妙さです。高齢者や経験の浅い人物は、このような悪徳電話に騙されてしまうケースが後を絶ちません。今回の事件は、改めて高齢者や家族、周囲の人々への注意喚起の重要性を示しています。

警察からの注意喚起

警察は、このような特殊詐欺の手口について、以下のような注意喚起をしています。

  • 警察官が電話で金銭の振り込みや暗証番号の開示を求めることは絶対にありません。
  • 不審な電話があった場合は、すぐに電話を切り、警察署や消費生活センターに相談してください。
  • 家族や親しい人に相談することも有効です。

今後の捜査と再発防止策

伊丹署は、今回の事件について、男らの特定と逮捕に向け、捜査を進めています。また、同様の被害を防ぐため、地域住民への注意喚起を強化するとともに、金融機関との連携を密にし、不審な振込がないか監視を強化していく方針です。

今回の事件を教訓に、一人ひとりが詐欺の手口を理解し、冷静な判断力を持ち続けることが重要です。少しでも怪しいと思ったら、すぐに相談することが被害を防ぐための第一歩となります。

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