モンゴル新首相にゴンボジャブ氏!国会経験豊富な国際派が経済立て直しへ
2025-06-13

日本経済新聞
モンゴルの政界に新たな風が吹き出しました。国民大会議は13日、与党モンゴル人民党のゴンボジャブ・ザンダンシャタル前国会議長を新首相に選出しました。今回の首相交代は、前任のオユーンエルデネ前首相が、息子の贅沢な生活を巡る国民からの厳しい批判を受け、退陣に追い込まれたことが大きな要因となっています。
ゴンボジャブ新首相は、長年の国会での経験に加え、金融畑出身という手腕も持ち合わせた国際派リーダーです。モンゴルの経済は、資源価格の変動や新型コロナウイルス感染症の影響などにより、厳しい状況が続いています。新首相は、これまでの豊富な経験を活かし、経済の立て直しと持続可能な成長を実現することが期待されています。
モンゴル人民党は、これまで民主党、人間党と連立を組んで政権を運営してきましたが、批判を受けて5月に民主党との連立を解消。今回の組閣により、新たな政策を打ち出し、国民の信頼を取り戻すことができるかどうかが注目されます。
新首相は、早速組閣作業に着手し、どのような人材を起用するのか、どのような政策を優先するのか、国民の関心が高まっています。モンゴルは、地理的に中国とロシアに挟まれた位置にあり、両国との関係も重要です。新首相は、これらの国々との関係をどのように構築していくのか、その手腕も問われることになります。
ゴンボジャブ新首相の登場は、モンゴルの政治・経済に大きな変化をもたらす可能性があります。国民は、新首相が掲げる政策と、その実現に向けた具体的な行動を、期待とともに見守っています。
今後の注目点:
- 新内閣の人事と政策の方向性
- 経済対策の具体的内容と効果
- 中国、ロシアとの関係構築の進展