長寿の秘訣は「仕組みづくり」? 1万人の60年追跡調査から見えてきた、健康な人の習慣
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2025-08-15

プレジデントオンライン
長寿の秘訣は、意識しすぎない「仕組みづくり」にあった?
健康で長生きしたいと願う人は、日々の食事や運動に気を遣うかもしれません。しかし、福島県立医科大学医学部の大平哲也主任教授が率いる研究チームによる、1万人の60年間にわたる大規模な追跡調査からは、意外な事実が明らかになりました。
この調査で、健康寿命が長い人々に共通して見られたのは、「特に意識していなかったのに、気づいたら健康になっていた」という特徴です。つまり、無理な努力や強い意志の力に頼るのではなく、日々の生活に自然と組み込まれるような「仕組みづくり」が、健康長寿の鍵を握っているのです。
「仕組みづくり」とは?
具体的にどのような「仕組みづくり」が効果的なのでしょうか? 大平教授によると、以下のような要素が挙げられます。
- 規則正しい生活リズム: 毎日同じ時間に寝起きし、食事を摂ることで、体内時計を整える。
- 適度な運動習慣: 激しい運動ではなく、ウォーキングや軽いストレッチなど、無理なく続けられる運動を取り入れる。
- バランスの取れた食事: 特定の食品に偏らず、様々な食材をバランス良く摂取する。
- 社会とのつながり: 家族や友人との交流、地域活動への参加などを通して、孤独感を解消する。
これらの習慣は、最初から完璧にこなす必要はありません。少しずつ、無理のない範囲で取り組むことが重要です。
意識しすぎないことが大切
「健康のために〇〇をしなければ」と意識しすぎると、ストレスを感じて逆効果になることもあります。大平教授は、「意識しすぎず、楽しみながら続けられる仕組みを作る」ことを推奨しています。
例えば、毎日決まった時間に近所を散歩する習慣をつける、週末に家族と料理をするなど、日常生活の中に自然と健康的な習慣を取り入れることで、無理なく健康寿命を延ばすことができるでしょう。
まとめ
長寿の秘訣は、意識しすぎない「仕組みづくり」にあるという研究結果。日々の生活に無理なく続けられる習慣を取り入れ、健康で充実した人生を送りましょう。