夏バテ予防にも!ミョウガの知られざる効果と食べ過ぎ注意点 - 記憶力への影響とは?
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2025-08-21

Hint-Pot
夏に欠かせないミョウガ。そうめんの薬味としてだけでなく、様々な料理に爽やかな風味を添えてくれますよね。しかし、「ミョウガを食べると物忘れしやすくなる」という言い伝えも…。一体どういうこと? 栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに、ミョウガの適量、栄養、そして記憶力への影響について詳しく解説してもらいました。
ミョウガは夏バテ予防に効果的な栄養素がたっぷり!
ミョウガには、夏バテ予防に役立つ栄養素が豊富に含まれています。具体的には、以下のものが挙げられます。
- β-カロテン: 抗酸化作用があり、免疫力を高めます。
- ビタミンC: 皮膚や粘膜を丈夫にし、疲労回復を助けます。
- カリウム: 体内の余分なナトリウムを排出し、むくみを解消します。
- 葉酸: 血液をサラサラにし、脳の機能を活性化します。
これらの栄養素は、夏バテで弱った体を回復させ、元気な毎日をサポートしてくれるでしょう。
「ミョウガを食べると物忘れしやすくなる」って本当?
この言い伝えは、ミョウガに含まれる「β-asarone」という成分が原因ではないかと考えられています。β-asaroneは、大量に摂取すると神経毒性を示す可能性が指摘されており、記憶力や認知機能に悪影響を及ぼすという研究結果もあります。
ただし、通常の食事で摂取する程度のβ-asaroneであれば、健康に悪影響を及ぼす可能性は低いと考えられています。しかし、念のため、一度に大量に食べることは避けることをおすすめします。
1日の適量はどれくらい?
ミョウガの1日の適量については、明確な基準はありません。しかし、β-asaroneの影響を考慮すると、大人の場合、1日あたり10g程度を目安にするのが良いでしょう。これは、生姜1かけ程度の量に相当します。
ミョウガを美味しく、安全に食べるために
- 新鮮なミョウガを選ぶ: 新鮮なミョウガは、β-asaroneの含有量が少ない傾向があります。
- 加熱調理する: 加熱することで、β-asaroneが分解され、毒性が低減されます。
- 食べ過ぎに注意する: 1日の適量を守り、食べ過ぎないようにしましょう。
まとめ
ミョウガは、夏バテ予防に効果的な栄養素が豊富な食材ですが、β-asaroneの影響を考慮して、適量を守って食べるようにしましょう。美味しく、安全にミョウガを楽しみ、健康的な夏を過ごしましょう!