唐津市、熱中症救急搬送者数激減へ!官民連携で夏を乗り切る対策会議がスタート
2025-06-24

佐賀新聞
唐津市で熱中症対策会議が開催!救急搬送者数削減を目指す
唐津市は、猛暑化が進む中、熱中症による救急搬送者数の増加に危機感を抱いています。そこで、夏本番に向けて、市内の熱中症対策を強化するため、唐津市熱中症対策健康会議が24日に市健康サポートセンター「さんて」で初会合を開きました。
官民連携で熱中症対策を強化
本会議は、市役所職員、医療機関、介護施設、地域住民など、様々な立場の人々が参加するものです。会議の目的は、熱中症救急搬送者数の削減。参加者は、それぞれの立場で熱中症対策の課題や改善策を議論し、具体的な行動計画を策定していきます。
暑さ指数(WBGT)の重要性と唐津市の現状
会議では、環境省九州地方環境事務所の担当者から、近年の夏の暑さに関する解説がありました。特に注目されたのは、「暑さ指数(WBGT)」という指標です。WBGTは、気温や湿度、日射などを総合的に判断し、熱中症のリスクを評価するものです。
担当者によると、唐津市のWBGT数値は、佐賀県内でも高い水準に達しており、注意が必要です。特に、日中の屋外での活動は、熱中症のリスクが高まるため、十分な対策を講じる必要があります。
具体的な対策として
- こまめな水分補給
- 日陰の利用
- 服装の工夫(通気性の良い素材、明るい色の服)
- 無理な運動を避ける
- 体調管理を徹底する
地域全体で熱中症対策に取り組む
唐津市は、熱中症対策を強化するため、様々な取り組みを進めています。例えば、公共施設の冷房利用の推奨、熱中症予防に関する情報提供、高齢者や障がい者への支援などです。
今回の対策健康会議の開催は、地域全体で熱中症対策に取り組むための重要な一歩となります。市、医療機関、介護施設、地域住民が連携し、熱中症による健康被害を最小限に抑えるための努力を続けていくことが求められます。
まとめ
唐津市は、熱中症対策健康会議を皮切りに、官民連携で熱中症対策を強化していきます。暑さ指数(WBGT)の数値が高い唐津市において、一人ひとりが熱中症のリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。この夏は、熱中症に十分注意し、健康で快適に過ごしましょう。