札幌市内でシカの出没が急増!高校の敷地にも姿現し、過去最多の事故発生ペースを上回る
2025-07-05
FNNプライムオンライン
街中を闊歩するシカたち、札幌市民を驚かせる
北海道・札幌市で、近年シカの出没が急増し、市民生活に影響を与えています。1月1日から撮影された映像では、人目を気にせず街中を歩き回るシカの姿が次々と確認されています。特に目を引くのは、学校の敷地内や住宅街など、これまでシカの姿を見ることが少なかった場所での目撃情報です。
高校の敷地内に居座る子ジカ
ある高校では、木陰に子ジカが居座るという事態が発生しました。道路とフェンス1枚で隔てられた敷地内で、周囲を警戒しながらも悠然と休んでいる様子は、生徒や教職員を驚かせました。取材班が現場に駆けつけると、子ジカは依然としてその場を離れる様子を見せていませんでした。
シカと車両の接触事故が急増
シカの出没増加に伴い、車両との接触事故も深刻な状況です。過去最多を記録した昨年の事故発生件数を上回るペースで事故が発生しており、市民の安全が脅かされています。札幌市では、シカの出没に注意を促すとともに、安全対策の強化を図っています。
シカの出没増加の原因と対策
シカの出没増加の原因としては、森林の減少や都市開発による生息地の変化などが考えられます。また、餌となる植物の減少も影響している可能性があります。札幌市では、シカの生息地を保護するための取り組みや、住民への注意喚起活動などを積極的に行っています。
市民への注意喚起
シカは美しい動物ですが、予測不能な行動をとることもあります。シカを見かけても、むやみに近づいたり、餌を与えたりしないように注意が必要です。また、運転する際は、特に夜間や早朝はシカの出没に警戒し、安全運転を心がけてください。
今後の展望
札幌市では、シカとの共存共栄を目指し、シカの生態調査や、安全対策の強化などを継続的に行っていきます。市民一人ひとりがシカの出没に注意し、適切な行動をとることが、事故防止につながります。