大エジプト博物館、開館延期はいつ?中東情勢不安が影響 - 日本の支援も関わる重要プロジェクト

2025-06-14
大エジプト博物館、開館延期はいつ?中東情勢不安が影響 - 日本の支援も関わる重要プロジェクト
毎日新聞

大エジプト博物館、開館延期はいつ?中東情勢不安が影響 - 日本の支援も関わる重要プロジェクト

大エジプト博物館 開館延期:中東情勢悪化が原因か?

エジプト観光・考古省は、首都カイロ近郊に建設中の「大エジプト博物館」(GEM: Grand Egyptian Museum)の開館を延期することを発表しました。当初7月3日のオープンを予定していたこのプロジェクトですが、「地域情勢の変化」を理由に延期となりました。

中東情勢の緊迫化が背景に

今回の延期の背景には、中東地域の緊張が高まっていることが考えられます。特に、イスラエルとイラン間の対立が激化しており、13日にはイスラエルがイランの核施設などを空爆したとの報道もありました。このような状況下で、エジプトは観光客の安全確保や観光業への影響を懸念し、開館延期という判断を下したと見られています。

大エジプト博物館とは?日本の支援も

大エジプト博物館は、ギザの三大ピラミッドのすぐそばに位置する、世界最大級の博物館です。古代エジプトの貴重な遺物を数多く収蔵しており、その展示方法は最新技術を駆使したもので、世界中の研究者や観光客から大きな期待が寄せられています。

このプロジェクトには、日本の協力も大きく関わっています。国際協力機構(JICA)は、遺物の修復や保存、展示技術の指導など、様々な面でエジプトを支援してきました。日本の技術とノウハウが活かされた大エジプト博物館は、エジプトの文化遺産を守り、世界に発信する上で非常に重要な役割を担っています。

開館延期はいつ?今後の展望

具体的な開館時期は未定ですが、観光・考古省は状況を見ながら慎重に判断していくと発表しています。中東情勢が安定し、安全が確保された時点で、改めて開館時期が発表されることが期待されます。

大エジプト博物館の開館は、エジプトの観光産業にとって大きな転換点となるでしょう。世界中から多くの観光客が訪れ、エジプトの豊かな文化遺産を体験できる日は、そう遠くないはずです。

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