トヨタ系部品メーカー工場で爆発事故:1人死亡、2人軽傷 - 中央発条藤岡工場で再び
2025-03-06
朝日新聞
トヨタ系部品メーカーで爆発事故発生、従業員1名が死亡、2名が軽傷
6日午前8時頃、愛知県豊田市深見町に位置するトヨタ自動車関連企業「中央発条」藤岡工場で爆発事故が発生しました。従業員からの119番通報を受け、豊田市消防本部が出動し、消火活動と救助活動を実施しました。
この事故により、40歳の男性従業員が死亡し、40代と50代の男性従業員が軽傷を負いました。現場は工場内にある集じん機であり、集じん機の爆発が事故の原因と見られています。
中央発条について
中央発条は、主にばね製品を手がける自動車部品メーカーであり、トヨタ自動車をはじめとする多くの自動車メーカーに部品を供給しています。今回の事故は、自動車産業全体のサプライチェーンにも影響を与える可能性があります。
過去の事故歴
藤岡工場では、2023年10月にも爆発事故が発生しており、その際にはトヨタの完成車工場が約10日間操業停止を余儀なくされました。今回の事故を受けて、中央発条は安全管理体制の見直しを迫られることになり、トヨタ自動車も部品供給への影響を注視している模様です。
今後の影響と対策
今回の事故は、安全管理の重要性を改めて浮き彫りにしました。中央発条は、事故原因の徹底究明と再発防止策の策定を急ぐ必要があります。また、トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーは、サプライチェーン全体における安全管理体制の強化を検討する必要があるでしょう。
警察と消防は、事故原因の特定と安全対策の徹底に向けて、引き続き調査を進めています。