驚きの存在感!全高84cmの極薄「1ドアスポーツカー」、その魅力に迫る!

2025-05-07
驚きの存在感!全高84cmの極薄「1ドアスポーツカー」、その魅力に迫る!
くるまのニュース

55年の時を超え、再び注目を浴びるランチア「ストラトスゼロ」

2025年の「オートモビル カウンシル」で展示され、大きな話題となったランチア「ストラトスゼロ」。55年以上前に誕生したこのコンセプトカーは、なぜ今なお人々の心を掴むのでしょうか?その魅力と誕生秘話に迫ります。

「ストラトスゼロ」とは?

1970年代にランチアが開発した「ストラトスゼロ」は、そのユニークなデザインが特徴的なコンセプトカーです。特に目を引くのは、全高わずか84cmという極薄なボディと、1つのドアのみという斬新なデザイン。まるで未来から来たかのようなその姿は、発表当初から自動車業界に衝撃を与えました。

誕生の背景:モータースポーツへの情熱

「ストラトスゼロ」の誕生には、ランチアのモータースポーツへの強い情熱が込められています。当時、ランチアはWRC(世界ラリー選手権)で勝利を目指しており、「ストラトスゼロ」は、そのための実験的なプラットフォームとして開発されました。低重心で空力特性に優れたボディは、ラリー競技におけるパフォーマンス向上に貢献することを目指していました。

その特徴:空力性能と革新的なデザイン

「ストラトスゼロ」の最大の特徴は、その空力性能です。極薄のボディと独特の形状は、空気抵抗を極限まで抑え、高速走行時の安定性を高めるように設計されています。また、1つのドアというデザインは、当時の自動車には珍しく、ドアの開閉機構も斬新でした。ドライバーは助手席側のドアから乗り降りし、助手席に乗車するには、ドライバーの協力を得る必要がありました。

現代への影響:未来のスポーツカーへのヒント

「ストラトスゼロ」は、量産化されることはありませんでしたが、その革新的なデザインと空力性能は、後のスポーツカーのデザインに大きな影響を与えました。現代の自動車メーカーも、「ストラトスゼロ」からインスピレーションを得たデザインを取り入れています。55年の時を経て、再び注目を浴びている「ストラトスゼロ」は、未来のスポーツカーへのヒントを私たちに与えてくれる存在と言えるでしょう。

まとめ:時代を超えて愛される「ストラトスゼロ」

ランチア「ストラトスゼロ」は、モータースポーツへの情熱と革新的なデザインが融合した、唯一無二のコンセプトカーです。その存在感は、時代を超えて人々の心を掴み、未来のスポーツカーへのインスピレーションを与え続けています。オートモビル カウンシルでの展示は、多くの人々にその魅力を再認識させる機会となりました。

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