長野市障害者スポーツ大会、今年から開催中止へ…参加者減少が決定的な要因

2025-08-01
長野市障害者スポーツ大会、今年から開催中止へ…参加者減少が決定的な要因
信濃毎日新聞デジタル

長野市で半世紀以上にわたり親しまれてきた障害者スポーツ大会が、今年から残念ながら開催されなくなりました。1970年(昭和45年)からほぼ毎年開催され、昨年で第55回を迎えたこの大会は、長野市と市障害者スポーツ協会が主催する、地域に根差したスポーツイベントでした。

しかし、近年、参加者の減少が深刻化しており、大会の継続が困難な状況となりました。実行委員会では、この状況を踏まえ、苦渋の決断として、今年から大会を中止することを決定しました。

長野市は、障害者スポーツ大会の開催中止を受け、新たな取り組みを計画しています。具体的には、障害者向けの様々な講座や体験機会を拡充し、スポーツの習慣化を促進していく方針です。これにより、より多くの障害者が気軽にスポーツに親しみ、健康増進や社会参加の機会を得られるよう支援していきます。

障害者スポーツ大会は、長野市における障害者のスポーツ活動を支える重要な役割を担ってきました。大会の終了は、地域社会にとって大きな損失となりますが、市は新たな形で障害者のスポーツ振興に取り組むことで、その精神を受け継いでいくことを目指しています。

今後の長野市における障害者スポーツの新たな展開に、大いに期待が寄せられています。より多くの障害者がスポーツの楽しさを体験し、健康で豊かな生活を送れるよう、市は積極的に支援を続けていくでしょう。

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